ストロークとトルクの関係

ロングストロークはトルクが大きい?

ストローク

ピストンの直径よりストロークのほうが長いと、ロングストロークエンジンと呼ばれます。
ロングストロークエンジンは、クランクの半径が大きくなるので、トルクが大きいと言われますが、本当でしょうか。

1シリンダの排気量が同じエンジンで、ボアストローク比を変えて比較してみます。

L (ロングストローク) :ボア 1、ストローク100、 排気量 1×1×100×円周率
S (ショートストローク):ボア 10、ストローク1、 排気量 10×10×1×円周率

ピストンに加わる平均圧力を1とし、エンジンのトルクを計算します。
エンジンのトルクは以下の式で算出できます。
トルク = 平均圧力 × 円周率 × (ボア÷2)2 × ストローク




ストロークが長いと、クランクの半径が長くなります。
(ストロークの半分がクランクの半径です。)
トルクは力×半径なので、半径が大きくなるほどトルクが大きくなりそうですが、

なるのは誤りです。
ピストンから加わる力にクランクの半径を掛け算
エンジンのトルクは、ピストンから加わる力とクランクの半径によって決まります。
ストロークの半分がクランクの半径です。
ストロークが長いとクランクの
エンジンが発生するトルクの仕組みを説明します。
シリンダ内で燃料が燃えると、温度と圧力が上昇します。
この圧力によってピストンが押し下げられ、クランクシャフトを回転させます。
クランクシャフトに加わる力は、燃料を燃やしてピストンを押し下げる事によって得られます。
燃料を燃やすと、温度が上がり圧力が上昇します。
ピストンは、この圧力を力に変えて、コネクティングロッド(コンロッド)を経由して
クランクに力を伝えます。力燃料を燃やして得られる力と、ストロークで決まります。

1)トルクに必要な要素
トルクに必要な要素は、力と半径です。

1)力
ピストンを押し下げる力は、ボアとシリンダ内の圧力によって決まります。
ボアが大きいと、当然、力は大きくなります。

2)ストローク
クランクの半径は、ストロークの半分です。離

力が大きければ、トルクが大きいというわけではありません。
トルクとは、力と半径で決まるので、半径に該当するのが、クランクアームの長さです。

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